友達は本だけ!
こんにちは、さちおです。
こんにちは、読書が趣味って言っちゃうミーハーです。
労働って、クソですよね。
小説って、最高ですよね。
こんな記事書いちゃったけど。
試験勉強期間中、唯一封印しなかった息抜きが、読書なんですよね。
本さえ読んでいれば、ブログネタも集められますし。
集中力と読解力を鍛えられるのにもいいですしね。
んでね!
皆さんは、「叙述トリック小説」ってご存知ですか?
めっちゃ詳しかったりしますかね?
それとも、「本なんて読まねえよ」なんて、頭がチンパンジーと同等だったりしますでしょうか?
叙述トリックとは、読者の先入観や思い込みを利用し、一部の描写をわざと伏せたり曖昧にぼかしたりすることで、作者が読者に対してミスリードを仕掛けるトリックである。「信頼できない語り手」の技法と重なるところが多いが、必ずしも「信頼できない語り手」の技法を使った作品が叙述トリックであるとは限らない(芥川龍之介『藪の中』とか)。(ニコニコ大百科からの引用です。)
有名どころで言うと、乾くるみさんの『イニシエーション・ラブ』なんかですね。
見破るのは簡単でしたけど。
ちなみにさちおは、もう叙述トリック小説を浴びるように読んじゃいましたね。
『殺りくに至る病』で、その沼に引きずり落されてしまったのでね。
今回は、私的にまとめた「叙述トリック小説」ベスト10について書きますね。
※さちおの主観です。
書評記事はゴミのように苦手なので、簡単にあらすじと感想まとめておきますね。
以下、関連記事です。
www.sachio929.net
ゆっくりしていってね!
※ネタバレは控えてありますので、ご安心ください。
※興味ある本は、Amazonレビューとか書評記事とか、絶対に読まないほうがいいよ!
- 第10位『イニシエーション・ラブ』乾くるみさん
- 第9位『十角館の殺人』綾辻行人さん
- 第8位『ハサミ男』殊能将之さん
- 第7位『弥勒の掌』我孫子武丸さん
- 第6位『悪いものが、来ませんように』芦沢央さん
- 第5位『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾さん
- 第4位『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎さん
- 第3位『殺戮に至る病』我孫子武丸さん
- 第2位『眠りの牢獄』浦賀和宏さん
- 第1位『この闇と光』服部まゆみ
- まとめ
- あとがき
第10位『イニシエーション・ラブ』乾くるみさん
一応、載せておきますね、って感じです。
ストーリーは単純明快です。
大学生が、適当に恋愛して、その日常を映し出すだけのお話です。
さちおの大嫌いな恋愛小説ですね。
「僕」こと鈴木は、友人の望月から代役で呼ばれた合コンで出会ったマユに心を惹かれるが、女性に対して奥手である性格が邪魔をして、それ以上の言葉を交わすこともできなかった。その後同じメンバーで誘われた海水浴でマユと再会できた鈴木は、ふとしたきっかけでマユから連絡先の電話番号を教えてもらう。2週間後、意を決して電話をかけたところ、マユも自分のことを気にかけてくれていたようで、デートの約束をなんとか取り付ける。(wikiから適当に引用。)
叙述トリック系の小説って、ミステリー系が多いじゃないですか。
その中でも、恋愛に叙述トリックをぶち込むのは相当すごいんじゃないかなぁって思いましたね。
ただ、トリックはめっちゃわかりやすい。
第9位『十角館の殺人』綾辻行人さん
「叙述トリックと言ったら、これ」って思いつく人も多いのではないでしょうか?
ストーリーは、無人島にある建物を、サークルぐるみで大学生が調査しに行ったら、みんなが殺されちゃった話です。
1986年3月26日、大分県K**大学・推理小説研究会の一行は、角島(つのじま)と呼ばれる無人の孤島を訪れた。彼らの目当ては半年前に凄惨な四重殺人事件が発生した通称・青屋敷跡と、島に唯一残る「十角館」と呼ばれる建物である。彼らはそんな島で1週間を過ごそうというのだ。
一方その頃、本土では、研究会のメンバーに宛てて、かつて会員であった中村千織の事故死について告発する怪文書が送りつけられていた。怪文書を受け取った1人である江南孝明は、中村千織の唯一の肉親である中村紅次郎を訪ねる。(wikiから)
さちおも、「このトリックすげぇえええ!」って思ったんですけど…
なんせ、有名過ぎて、さちおがあまり読書に慣れていない段階で手を出しちゃったんですよね。
ページ数も多いしで、低能低学歴のさちおはなかなか読み進められず。
結局、解説サイトを読みながら、読破しちゃったんですよね。
ある程度、読書に慣れている人にはお勧めです。
ある程度、読書に慣れている人は、確実に手を出しているかと思いますけど…
さちおなら、読書にハマりたての人には、ちょっと勧めようとは思いませんね。
ただ、トリックは本当にしゅごい。
多分、お股がびしょびしょに濡れると思う。
あと、漫画化されるようです。
叙述トリック小説の漫画化って、どうなんでしょうね。
小説だからこそ成り立つトリックだと思うので、めちゃくちゃ気になります。
https://www.excite.co.jp/news/article/Prtimes_2019-08-24-1719-2305/
第8位『ハサミ男』殊能将之さん
こちらも、叙述トリック系の小説の中ではかなり有名なやつですね。
こっちは、何とか解説サイト見なくても、読み切れた。
あらすじ載せておきますね。
舞台は2003年の東京。女子高生2人が同様の手口で殺害される事件が発生していた。2件とも被害者の喉にハサミが深く刺されていたことから、マスコミは犯人を「ハサミ男」と命名。ハサミ男は連続猟奇殺人犯として世間の耳目を集めていた。
一方、ハサミ男は3人目の犠牲者を選び出し、入念な調査を行っていた。しかしその調査の中で、自分の手口をそっくり真似て殺害された犠牲者の死体を見つける事となる。先を越されてしまったハサミ男は、誰が殺害したのか、なぜ殺害したのかを知るため調査を開始する。(wikiより)
こちらも、なかなかトリックはすごいです。
ただ、さちおは見破れちゃいました。
『十角館の殺人』での出来事を学んで、叙述トリック小説をたくさん読んでから挑戦したんですけど。
叙述トリックのパターンを結構知り尽くしちゃうと、あんまり面白くないかもしれないです。
第7位『弥勒の掌』我孫子武丸さん
『殺戮に至る病』と同じ作者。
我孫子武丸さんです。
あらすじ載せておきますね。
愛する妻を殺され、汚職の疑いをかけられたベテラン刑事・蛯原。妻が失踪して途方に暮れる高校教師・辻。事件の渦中に巻き込まれた二人は、やがてある宗教団体の関与を疑い、ともに捜査を開始するのだが...。(Google Booksから引用)
他の叙述トリック系の小説ではあまり取り入れていない仕掛けがありましたね。
結構、面白かったです。
ある程度叙述トリックを知り尽くした方であれば、読んでみてもいいのではないでしょうか?
手に汗握る展開ではありますが、ちょっと現実味に欠けてしまうのがネック。
第6位『悪いものが、来ませんように』芦沢央さん
さちおが(顔が)大好きな芦沢央さんの本です。
Amazonレビューの評価は芳しくないですが、さちおはめっちゃこういうの好き。
助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。そして育児中の奈津子も、母や夫、社会となじめず、紗英を心の支えにしていた。そんな2人の関係が恐ろしい事件を呼ぶ。紗英の夫が他殺死体として発見されたのだ。「犯人」は逮捕されるが、それをきっかけに2人の運命は大きく変わっていく。(Google Booksから引用)
「叙述トリック」という区分けで記事に乗せていいのかどうか悩みましたが、載せちゃいました。
「ベスト10」まで、あと一冊足りなかったのでね。ブログなんてガバガバ基準です。
子育てに何の興味もないさちおでしたが、すごくいろんなこと考えさせられました。
子育て考えている人は、ぜひぜひ読んでみてくださいませ。
トリックは、見破りやすいです。
第5位『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾さん
さちおがめったに読まない、東野圭吾作品です。
最近出している、科学とか異常気象とか、わけのわからないものに頼っている作品よりも、昔の東野圭吾のほうが断然良い。
どう考えても害悪懐古厨ですね、ありがとうございました。
早春の乗鞍高原のペンション『四季』では、演出家の東郷陣平によってオーディションに合格した劇団員の男女7人が集められた。これから、豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇という設定の舞台稽古が始まろうとしていた。不審に思いながらも、7人はその劇を続けて行くが、本当に仲間の1人が消えてしまった。残された6人は疑惑を抱き始める…。「本当にこれは芝居なのか?」[1]。
かなり壮大にトリック仕組まれているのが好き。
狂おしく好き。
人物もしっかりと書き込まれているし、ちゃんと好き。
科学や超能力でストーリー強引に進めたりすることがないから、本当に好き。
第4位『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎さん
訳のわからないタイトルですが、めっちゃ面白いです。
さちおの語彙力が乏しいのは、許して。
タイトルだけではなく、「本屋を襲う」なんていう訳の分からないぶっ飛んだ設定ですけど、めちゃくちゃ綺麗に話がまとまってます。
さすが伊坂さんって感じですね、もう本当に凄い。
さすが高学歴って感じですね。
椎名という大学生の現在の物語と琴美という女性の2年前の物語が同時に描かれる、カットバック形式の小説。
椎名は引っ越し先のアパートの隣人・河崎に「本屋で広辞苑を盗まないか」と誘われる。断りきれなかった椎名は本屋から広辞苑を奪う手伝いをさせられてしまう。その計画の後、河崎やペットショップの店長をしている麗子から2年前の話を聞かされることになる。
2年前の物語は琴美、その恋人であるキンレィ・ドルジ(ブータン人)、河崎、麗子を中心に展開する。世間で多発しているペット惨殺事件の犯人たちに出会ったことにより、琴美が目を付けられてしまう。琴美は何度も襲われるが、ドルジや河崎に助けられ、逆に犯人たちを捕まえようとする。
2年前の事件と現在の本屋襲撃が次第につながっていく。(wikiより)
登場人物も少ないながら、めちゃくちゃ話もしっかりとまとまっておりますね。
映画化だけが本当に残念。
評価は大分いいんですがね~。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/326658/
第3位『殺戮に至る病』我孫子武丸さん
さちおを、叙述トリック小説の沼に引きずり下ろした張本人。
最高過ぎる。
単発で記事も書いたので、そちらも読んでみてね。
ストーリーは単純明快です。
サイコパス野郎が、強姦殺人をしまくるだけなんですけど、トリックが本当に凄いの。
この記事で上がっている小説の中で、一番ネタバレ読んじゃダメな奴。
んでも、まだ3位。
上には上がいるの。
第2位『眠りの牢獄』浦賀和宏さん
あんまり知っている人がいないかもしれないんですけど、これかなり上位です。
ページ数も少ないので、読書に慣れていない人でもすぐ読めちゃうと思います。
トリックも単純ですし、解説サイト無しでも理解はできます。
階段から落ちて昏睡状態になってしまった女性をめぐり集められた3人の青年。3人は核シェルターに閉じ込められ、そこから出る条件は彼女を突き落としたのは誰なのか告白することだった。同時に外では完全犯罪の計画がメール交換で進行。ラストで明らかになるあまりにも異常な「切断の理由」。そして……!!(Google Booksより)
ストーリーは非常に単純明快です。
んで、この作品の何が凄いかっていうと、伏線の違和感の無さなのよ。
叙述トリック小説って、成立させるためにも、めっちゃ違和感ある伏線を強引に入れちゃうじゃないですか。
「あ、これ、ワイにトリックを気付かせるためのヒントやん」ってなっちゃうじゃないですか。
それが、全くないんですよ、この作品。
最後の最後で「ファッ!?騙されたやんけ!」ってなっちゃいます。
叙述トリックだとかなり構えて読み進めても、大半の人が騙されるんじゃないでしょうかねぇ…
大どんでん返しとか、グロい殺人描写とか、インパクトには欠けるんですけど。
気持ちよく騙されたい人にはお勧めですっ!
第1位『この闇と光』服部まゆみ
最高of最高
語彙力を徹底的に失わせる最高さ。
正直、この作品を紹介するために、この記事書いた。
さちお的には、人生で読んだ小説ベスト5には確実に入る。
一切ネタバレをお見せしたくないので、あらすじの引用もしません!
簡単にだけ、まとめておきますね。
時代設定は、お城が出てくる中世です。
主人公は、国の王女である、盲目の4歳の幼女です。
その主人公が、国の王様である父親と、意地悪な侍女に育て上げられるだけの話です。
超現実主義者であるさちおは、めったにファンタジーとか読まないんですけど。
こればかりは、読んで本当に良かった、本当にこの本と出会えてよかったと心の底から思えたんですよね~。
叙述トリックの仕掛けも凄いんですが、描写の美しさが本当に感動。
主人公が盲目ということもあって、より情景が思い描きやすいようにしたのでしょうね。
表紙も、めちゃくちゃ美しい。
ぶっちゃけ、裏表紙すらネタバレになります。
事前情報を一切入れないで読んでください。
著者がすでに亡くなられているのが、本当に惜しいです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、私的にまとめた「叙述トリック小説」ベスト10について書きました。
皆様の参考になれば幸いです~!
以上、さちおからでした~。
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あとがき
久しぶりに、ちゃんと記事書いた。
さすがに10冊まとめるのは疲れたなぁ…
めちゃくちゃ時間かかったなぁ…
ここに挙げた本は、絶対にネタバレ見ないで読んでね!
さちおとの約束だよっ!